機械に指が挟まれ切断されて労災から１２級の後遺障害が認定された事案で、約４００万円で裁判上の和解をした事例

（事故内容と障害内容）

ご依頼者様は、ステンレスパイプを加工する工場で働いていました。ご依頼者様が、ステンレスパイプを加工する機械のスイッチを押したところ、誤って指が機械の器具に挟まれて、指が切断されました。
ご依頼者様は、労災より１２級の後遺障害が認めらました。

（ご依頼の経緯）

会社に対して損害賠償をすることができないかという事で、ご相談がありました。

（弁護活動）

会社に対して内容証明郵便を送りましたが、話し合いでは解決できなかったので訴訟提起となりました。
訴訟提起後、裁判所を通じて、労働基準監督署が会社に対してこの事故に関して是正勧告をしたか否かを調査したところ、労働基準監督署が、この事故について会社が労働安全衛生法に違反していたとして是正勧告書を会社に交付したことが分かりました。
会社に責任があることが明確になり、裁判所が和解勧告をしました。

ご依頼者様にもそれなりの落ち度があったので、相当程度の過失相殺はされましたが、約４００万円で裁判上の和解が出来ました。

（結果）

裁判所を通じて、会社が是正勧告を受けたことが判明したことがきっかけで裁判上の和解ができた事例でした。